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    padlock_safe簡単便利なカギの代表と言えば南京錠です。単純な仕様でありながら、その見た目の重厚さによって固有のセキュリティー性能以上の安心感を与えてくれる南京錠ですが、こういったイメージを持っている人間は、なにも私だけではないでしょう。

    カギというのはセキュリティーにおける重要なアイテムですが、家の玄関のカギであれ、自動車のドアロックであれ、錠前そのものは通常固定式です。
    その点昔からある南京錠は、持ち運びができる錠前として非常に利便性が高いカギなのです。

    南京錠の歴史はとても古く、古代ローマや中国、さらに北ヨーロッパの海賊たちにも使われていたようです。しかし当時の南京錠と言えば、構造が単純である分セキュリティー性能が低く、たとえば強い負荷をかけてこじ開けること自体、さほど難しくないというものがほとんどでした。
    さらに時代が進んで19世紀も中頃になると、スウェーデンの発明家であるプールヘムによって、その後南京錠のトレンドとなる「スカンジナビア式」南京錠が開発されました。それまで使われていたバネとボルトではなく、本格的なディスクタンブラー錠として開発されたこの南京錠は、アメリカを中心に大々的に広まっていき、その後も数々のバリエーション製品が開発されていくことになりました。

    現代社会において、カギと錠前はそのセキュリティー性能を向上させるとともに、電子部品などを取り入れるようになりました。一方南京錠はといえば、素材などが強化されていきましたが、構造そのものはほぼ完成されていると言えます。
    いわゆる破錠という行為に対して、決しセキュリティー性能が高いとは言えない南京錠ですが、ピッキングなどによる解錠がすぐに露見しないのに比べ、カギが開けられた(壊された)ことが一目で分かる南京錠は、別の意味での安心感を与えてくれるのかもしれません。カギのアイコンに南京錠が定着しているのも、案外その辺が理由かもしれませんね。

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